豆腐と野菜料理の 『豆菜(とうさい)』さん

今回は、京都の雰囲気と味が満喫できるお店を紹介してしまいましょう!
本当は内緒にしておきたいんですが・・・。

賑やかな四条通りから少し入った、蛸薬師通りと堺町通りの交差点近くにそのお店はあります。
のれんが出ていなければ見逃してしまいそうな、こじんまりとした佇まいのお店が、私たちお気に入りの『豆菜』さんです。

昔ながらの町家をそのままに

まず、のれんをくぐると土間になっていて、そこで靴を脱いで上がるようになっています。ここからして、お店というよりも親戚の家を訪れているかのような、どこか懐かしく温かい雰囲気に包まれます。
1階には、10人位が座れる大きなテーブルが3卓と、カウンター席が数席。どの席も、掘りごたつのように足がおろせるようになっているので、正座が苦手な人や外国人が一緒でも安心です。(実際、この日のお客さんの1/3近くは外国人)
内装も、落ち着いた色合いの土壁と、和紙を透かした白熱灯の明かりが優しく、とても落ち着いた雰囲気で、華美に飾らない質素な町家の趣が漂っています。
この建物は以前は診療所だったそうで、改装の際にもなるべく手を入れずにそのままの形を残されたそうです。
木の皮に書かれたこの日のメニュー
おいしいお料理

なによりも素晴らしいのはお料理です!
お豆腐とお野菜を中心としたヘルシーメニューなのでダイエット中の方も安心ですが、どの料理もメチャクチャ美味しいので食べ過ぎに注意!です。
繊細な素材そのものの味をしっかりと引き出しつつ、バリエーション豊かな調理法で目と舌を存分に楽しませてくれる『豆菜』のお料理は、お値段もリーズナブルで、その満足度は高級料亭に劣りません。(高くて行けないだけ?)
美味しい日本酒も揃っているので、お酒が好きな方にもおすすめです。(でも、ベロベロに酔っ払うまで飲むようなお店じゃありませんよ!念のため・・・)

*豆腐田楽

(写真右上より時計回り)
*鮪(まぐろ)のそぼろまんじゅう
*生湯葉の包み蒸し
*えびとアスパラの湯葉包み揚げ(だっけ?)
  
大好きなメニューです。必ず注文しまーす!

 *さんまの香草焼き
  ちょっとイタリアンぽい一皿でした。

*豆腐のキッシュ
 やっぱり最後はコレッ!
 ブルーベリーがのってて、デザートっぽいの。

器へのこだわり

お料理をさらに魅力的にするのは盛りつけと器でしょう。
豆菜』のお料理は、すべて土のぬくもりを感じられるようなシンプルな和食器に盛りつけられ、小花や木の実が彩りとして添えられています。見ているだけで幸せな気分にひたってしまいます。
町家の雰囲気が味わえるうえに、絶品のお料理、そして料理を引き立てる器や季節の草花といった粋な演出・・・。
ここには、お食事処に期待するすべての要素が整っています。



“出会い”が楽しめるお店

『豆菜』では、大きなテーブルを囲んで見知らぬお客さんと相席になることが多いです。だから、隣合ったグループ同士でいつのまにか盛り上がってしまうなんてこともよくあるんです。
きっと、美味しい料理と古い家のほっこりとした雰囲気がそうさせるのでしょう。
今回、『豆菜』のテーブルが私たちに引き合わせてくれたのは、写真の3人の外国人の方々でした。
ところが、お話をしているうちに大変な方たちだということが判明したのです。
なんと、一番右の方は世界的に有名なスイス人建築家のPierre de Meuron氏。ニューヨーク近代美術館(MoMA)増築の最終コンペまで残り、ロンドンのテート美術館の設計コンペには入選して現在計画が進行中、そして今回は2002年に原宿にオープン予定の人気イタリアブランド『PRADA』のフラッグシップ店の設計デザインのために来日されているとの事でした。(・・・すごい・・・)
そして真中の方は建築雑誌『a+u』の編集者でもあり、京都工芸繊維大学で講師をなさっている Erwin J.S.Viray氏、そしてMeuron氏の素敵な奥様です。
とても気さくな方々で、今回もこのホームページに写真を掲載することを快く了解してくださいました。
しっかりと名刺&メールアドレスの交換をし、いつかご一緒に仕事が出来たら良いな〜などと夢を見つつ、私たちは楽しい時間を過ごした『豆菜』を後にしたのでした。


オーナーの奥様:古賀育味さん
シャイな方で、お顔を上げて下さいませんでした。

〒604-8115 京都市中京区蛸薬師通堺町東入ル
 TEL:075-213-2900
<営業時間>17:00〜22:00 日・月曜定休


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